北京
PM2.577
23/19
国家外貨管理局の徐志斌副局長は29日、ボアオ・アジアフォーラム2024年年次総会の一環として開かれた「アジア金融市場の発展と金融グローバル化金融円卓」会議で、中国は金融市場の開放拡大を継続していくと表明しました。
徐副局長は、「中国では直接投資における両替は基本的に可能になっており、越境融資に対するマクロマネジメントは日を追うごとに整っている。今後、複数の政策を打ち出して、金融市場の開放を持続的に拡大していく」と示しました。
また、越境投融資の利便化について、参入前の国民待遇+ネガティブリストといった管理モデルをより充実させると同時に、全国で越境貿易・投資の利便化政策の実施に力を入れ、一部地域で実施する高水準開放政策のテスト運行を推し進めていくと述べました。
このほか、金融市場の規則や規制、管理、基準といった制度型開放を着実に拡大し、優れた中国企業による海外での上場・債務発行・融資を支援することなどを通じて、国内外の金融市場の相互接続を強化していくと強調しました。
徐副局長は、「改革開放と、リスク防止・コントロール一体化の推進を貫いていく。国際経済金融リスクの中国への波及と衝撃を確実に防止していく」と中国の姿勢を示しました。(朱、謙)
KANKAN特集