ゼロ炭素電力時代へ アジア各国の未来創出を議論=ボアオ

2024-03-28 11:40:13  CRI

ボアオ・アジアフォーラム2024年年次総会のメイン会場 

 ボアオ・アジアフォーラム2024年年次総会が26日に始まりました。4日間の会期中、中国内外からの参加者が「アジアと世界:共通の試練、共通の責任」というテーマをめぐって踏み込んだ議論を展開し、各方面の知恵を結集して、未来創出に取り組みます。 

 年次総会の1回目の記者会見で、二つの旗艦報告書が発表されました。その一つが「ゼロ炭素電力時代へ アジアのグリーン発展を促進」で、「モデルチェンジ、脱炭素、排出削減」がすでにアジア諸国にとって一致した目標となり、電力のグリーンで低炭素な発展の促進がアジアのゼロ炭素排出実現における鍵だと指摘しています。 

 同報告書によりますと、目下、一部の国がグリーン電力の供給拡大に力を入れ、風力発電や太陽光発電の急成長を促す一方、電力供給面における安全リスクの増加にも直面しています。電力システムの調整能力と新エネルギーの大規模な供給・消費の不均衡・不適正などの新しい試練に対し、アジア諸国には、全面的な協力を強化し、共に解決策を探り、共にグリーン発展を促していくことが求められます。 

 同報告書によりますと、2060年までにアジアの発電設備総容量は20年比で4倍になり、風力発電と太陽光発電の設備総容量が全体に占める割合は70%を上回り、新エネルギー発電設備総容量は110億キロワット以上に達するという全体目標が予定通りに達成される見込みです。同時に、北東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジアの各地域の電力網相互接続ロードマップが計画され、大陸間エネルギーネットワークの全体枠組みがいっそう強化される見通しだということです。(Lin、柳川) 

 

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