中国三大通信キャリア 昨年の収入は約40兆円

2024-03-28 15:17:05  CRI

 中国移動有限公司(チャイナ・モバイル)、中国聯合網絡通信集団有限公司(チャイナ・ユニコム)、中国電信股份有限公司(チャイナ・テレコム)の三大中国本土通信事業者が26日までに、香港で2023年の業績を発表しました。業績報告によると、昨年の三大通信事業者の営業収入は合計1兆8955億元(39兆6993億円)で、デジタル化への転換が業績報告書の大きな見どころとなりました。

 具体的には、2023年の中国移動、中国電信、中国聯通の売上総額はそれぞれ1兆93億元(21兆1387億円)、5136億元(10兆7568億円)、3726億元(7兆8037億円)となっています。売上高の対前年の伸び率は、中国移動が7.7%でトップに、次いで中国電信が6.7%、中国聯通が5%で3位でした。

 昨年は三大通信キャリアがデジタル化への転換を積極的に推進してきました。中国移動傘下の「移動雲」の収入は前年同期比65.6%増の833億元(1兆7446億円)に、中国電信の「天翼雲」の収入は前年同期比67.9%増の972億元(2兆357億円)に、中国聯通の「聯通雲」の収入は前年同期比41.6%増の510億元(1兆681億円)に達しました。

 中国移動の楊傑董事長は、「中国移動の2023年の通信サービス収入の中で、デジタル化モデル転換による収入の増加貢献度は89.7%で、通信サービス収入に占める割合は29.4%まで上昇し、弊社の収入増加の最大の駆動力となった」と述べました。

 中国聯通の陳忠岳董事長によると、2023年に中国聯通の「コンピューティング・ネットワーク・デジタルインテリジェンス」業務の売上は752億元(1兆5749億円)に達し、同事業の収入規模は中国聯通の主要業務2種類の総収入の約4分の1を占めて、中国聯通に新規収入の半分以上をもたらしたということです。(ヒガシ、坂下)

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