中国初のコーギー警察犬「福ちゃん」がお目見え

2024-03-26 13:44:51  CRI

 中国初のウェルシュ・コーギーという犬種の警察犬がこのほど、中国東部沿海の山東省濰坊市で開かれた警察キャンプデーのイベントで紹介されました。一般的な警察犬は四肢が長くて体形ががっしりしていますが、「福仔(福ちゃん)」と愛称で呼ばれるこのコーギー警察犬は足が短く、微笑むような表情をよくします。「得意技」は爆発物探知とのことです。「福ちゃん」は報道されたことで、ネットで人気が集まりました。

 

コーギー警察犬の福ちゃん

 「福ちゃん」は生後6カ月の「男の子」で、現在は予備役警察犬です。海外ではコーギーが警察犬として活躍した例がありますが、中国では初めてです。

 濰坊市警察の警察犬基地の責任者である王亜男さんは、「福ちゃんは生後2カ月の時点で、各項目の能力が同年齢の多くの警察犬を超えていた」と紹介しました。予備役警察犬となった福ちゃんは、かなり多くの「授業」をこなさねばなりません。毎日の訓練は午前と午後に分けられ、服従、爆発物探知、嗅ぎ分けなど多くの「科目」があります。福ちゃんは訓練を通じて、独特の特長を見せています。王亜男さんは、「福ちゃんは環境への適応力が高く、物に対する占有欲が強い。食べることも好きだ。これらは訓練に特に有利だ」と説明してくれました。

 訓練期間が4カ月間に達した福ちゃんは、足が短かいという利点を利用して、直接車の底に潜り込んで探知することができ、室内の狭いスペースの中にもスムーズに入れます。福ちゃんはまだ幼いために現段階では予備役警察犬ですが、もうしばらく訓練を受けてから正規の警察犬として勤務するとのことです。(藍、鈴木)

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