中国初の新規設立による外資独資証券会社 正式に業務開始

2024-03-25 12:26:28  CRI

 新規設立会社としては、中国初となる外資系独資証券会社、スタンダード・チャータード証券が22日に北京で正式に業務を開始しました。同社のオフィシャルウェブサイトの発表によると、同社の登録資本金は10億5000万元(約210億円)で、現在、仲介、自己勘定取引、引受、資産運用管理(資産担保証券に限定)の4種類の証券業務の取り扱いが許可されています。

 スタンダード・チャータード・グループのビル・ウィンターズ(中国語名、温拓思)CEOによると、グループの中国での業務は大幅に成長しており、今後数年は引き続き中国での業務提携を拡大していくことになっています。スタンダード・チャータード証券の新設はスタンダード・チャータード・グループに中国での新たなチャンスをもたらし、より多くの国際投資家が魅力的で活力に満ちた中国資本市場に進出するのを支援する機会を同社に与えることになります。

 ますます開かれる中国の金融市場は、より多くの外資を引き寄せています。中国外国為替取引センターのデータによると、2月現在、海外機関による中国債券の純購入(有価証券購入から有価証券売却を差し引いた額)は既に連続13カ月に達しており、その金額は累計2兆元(約40兆円)となっています。

 アナリストは、金融の対外開放は中国の金融機関の種類や商品サービス体系を豊富にするのに役立ち、顧客により多くの選択肢を提供すると同時に、外資系金融機関がもたらす適度な競争は、中国の金融機関と金融システムの効率向上を推進するのにも役立つものとみています。(Mou、坂下)

   

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