【CRI時評】北京で達成された「民主主義の共通認識」が根本的な問題を明らかにする

2024-03-23 12:01:33  CRI

 先日、北京で行われた第3回「民主:全人類の共通価値」国際フォーラムには、多くの国、地域と国際機関から200人以上のゲストが参加した。参加者たちは、民主の目的は全人類の幸福を保障し、増進することであり、各国の人民が発展の道のりを自ら選択する権利を尊重し、民主の名の下に国際社会に分裂を生み、偏見を広め、平和を破壊することに反対するという共通認識で一致した。

 ほぼ時を同じくして、米国が韓国に外注して主催させた第3回「民主主義サミット」は悲惨な結果に終わった。当初は関心を集めたが、今ではほとんど見向きもされず、米国が計画したいわゆる「民主主義サミット」の流れはまさしく米国式民主主義に対する信頼の喪失を表している。

 今回のフォーラムの開催前夜、中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)傘下のCGTNは全世界32カ国の4万人近くを対象に世論調査を実施した。その結果は、民主主義を発展させる意義として最も重要なのは「基本的な生存権の保障」が40.7%で、次いで「万人の平等」が29.3%、「経済の発展」が29%となった一方、米国式民主主義が掲げる「1人一票の選挙制度」と「権力のチェック・アンド・バランス」はそれぞれ12.4%と10%で、それらの後塵(こうじん)を拝している。これは、各国の民衆が民主主義の発展に最も求めているものが生存と発展の権利を適切に保障し、真に良い暮らしを送れるようにすることであることを示している。

 今回のフォーラムでは、多くのゲストが中国の「人民を中心とする」全過程における人民民主主義に賛同して称賛し、これが人民の根本的な利益を代表し、人民の発展に対するニーズを満たすモデルであるとの考えを表明した。

 民主主義は誰の専売特許でもなく、豊富で多彩なものであるべきだ。民主主義を意見の異なる者を攻撃する武器におとしめてはならない。グローバル・ガバナンスの改善には、より民主的なルールの形成が必要である。これら北京発の「民主主義の共通認識」は国際社会が民主主義をより認識し、理解するための新たな気づきをもたらした。これは民主主義にはさまざまな解釈があり、対話と意思疎通が可能なことを人々に気づかせたということでもある。「ワンマン」に強制や弾圧を行う西側のやり方は決して通用しない。(CRI論説員)

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