北京
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中国興行協会が21日に発表した「2023年興行市場における大型コンサートに関する年次調査」によると、2023年通年の中国大陸部における観客5000人以上の大型コンサートの興行収入は146億元(約3060億円)近くに達し、過去最高を記録しました。大型コンサートの回数は2400回以上で、観客動員数は2000万人を超えました。
2023年の観客1万人以上のコンサート数は2019年の3倍の計313回でした。同じ都市で複数回にわたり興行することが目立って増え、2019年比で17%増でした。例えば、ジェイ・チョウ(周杰倫)の2023年カーニバル・ワールド・ツアーは海口、上海、天津などの都市で、それぞれ4回の連続コンサートを行いました。
また、大規模コンサートが開催される都市が分散し、中小都市の市場の開拓が続く傾向が鮮明になりました。中国北西部の都市では、2023年の興行収入が2019年の10倍以上になり、「五線都市」と呼ばれる地方の小都市では7倍以上になりました。長江デルタ、珠江デルタ、北京、天津、河北、四川、重慶地区でも、コンサートが依然として頻繁に開催されており、興行数は全国の6割以上を占めました。
利用者側では、2023年には観客のコンサート鑑賞熱が高まり、チケット購入者の20%以上が複数のコンサートに足を運びました。コンサートは若い人に人気があり、チケット購入者の40%近くが24歳以下でした。(hj、鈴木)
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