国務院、『節約用水条例』を発表

2024-03-20 22:17:21  CRI

 国務院は『節約用水条例』(以下、『条例』と略称)を公布し、5月1日から施行します。これは中国初の節水に関する行政法規となります。

 『条例』は6章52条から成り、主に以下の内容を規定しています。

 水の使用に対する管理を強化すること。主要農作物、重点工業製品とサービス業などに対して水の使用割り当て管理を実行します。行政区域に基づき、年間に使用する水の総量規制を実施します。水の使用量が一定規模に達する企業や事業体に対して計画的な水使用管理を実行します。節水の潜在力が大きく、広く使用されている水を使った製品に対して、水利用効率の標識管理を実行します。水不足が深刻な地区、地下水の過剰揚水地域では大量の水を使う産業プロジェクトの建設を厳格に規制します。

 節水措置を整備すること。農業の節水・効率化を推進します。工業の節水・排出削減を推進します。都市部の節水・損失低減を推進します。非従来型の水利用を促進します。

 保障監督を強化すること。農業用水に対する的確な補助金メカニズムと節水奨励メカニズムを整備します。適格な節水プロジェクトに対して補助金を交付します。節水プロジェクトに対する金融機関の融資支援強化を指導します。節水型サービス産業を推進します。水利権取引の実施を支援します。節水目標の達成状況を地方政府およびその責任者に対する評価内容に組み入れます。

 法的責任を厳格にすること。国が明確に排除した、後進的で水消費量の多い技術、工程、設備、製品を使用するなどの違法行為に対して、相応の法的責任を規定します。(ヒガシ、坂下)

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