北京
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12日午前0時、突然ほえ出した犬の声が、中国とラオスの国境を結ぶ「勐潤通路」の静けさを破りました。当直の警察官が直ちに調べに向かうと、交番から約50メートルの所で、1頭のアジアゾウの成獣が「勐潤通路」を通って「密入国」しようと真正面から近づいてきたことを発見しました。
「勐潤通路」を通って「入国」しようとしたところ、警察犬のほえ声で足止めされた野生のアジアゾウ
野生のゾウは当直の警察犬に驚いたのか、入国通路内でしばらくためらった後、きびすを返して、近くの農地から「回り道」をして入国しようとしました。
警察官は通路の安全を確認した後、いち早く応急措置を取り、地元の森林警察や林業などの部門と連絡を取り、速やかに当直要員を付近の集落に派遣して予防対策に当たらせ、村民らにも事前に安全対策を取るよう呼びかけました。この野生のアジアゾウは現時点で、自然保護区に戻ったということです。
通路を離れ、近くの農地を迂回(うかい)して入国しようとする野生のアジアゾウ
「勐潤通路」は中国南西部の雲南省勐蝋県勐捧鎮に位置し、中国とラオスのルアンナムター県ムアンシン(Muang Sing)の住民が相互訪問する民間通路の一つです。2023年9月に通関が再開されて以来、「勐潤通路」を通って出入りする地域住民は日増しに増えていますが、野生のアジアゾウがこの通路を通って入国を試みたのは今回が初めてだそうです。(Yan、榊原)
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