雅礱江流域水力風力太陽光一体化基地 累計発電量が1兆キロワット時を上回る

2024-03-14 12:44:06  CRI

 中国に9カ所あるクリーンエネルギー基地の一つで、中国南西部の四川省西部に位置する雅礱江流域水力風力太陽光一体化基地で14日、累計発電量が1兆キロワット時を超えました。二酸化炭素の排出削減量は約8億トンで、植林による800万ヘクタール以上の炭素固定量に相当し、経済と社会のクリーン発展にプラスとなります。

 雅礱江流域水力風力太陽光一体化基地には7カ所の大型水力発電所と5カ所の風力・太陽光エネルギー発電所が設置され、発電容量は2100万キロワットに及んでおり、年間発電量は約900億キロワット時になります。

 国家開発投資集団有限公司雅礱江公司集中コントロールセンターの繆益平副主任は、「雅礱江流域には四川省最大規模の三つのダムがあり、総貯水量は249億立方メートルに達する。三つのダムを満水状態で運営した場合、総発電量は300億キロワット時に達して四川省全体の3分の2を占め、四川省の電力供給構造の最適化と電力供給の確保に重要な役割を果たしている」と述べました。

 雅礱江流域水力風力太陽光一体化基地の現段階での発電容量は7800万キロワット、内訳は水力発電が3900万キロワット、風力と太陽光発電が3900万キロワットです。この基地は2035年に竣工し、年間発電量は2000億キロワット時と見込まれています。(殷、坂下)

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