春の日和の中国、各地の食糧生産地で耕作開始

2024-03-14 14:49:32  CRI

 農業農村部は12日、「農作業の時期の始まりに伴い、冬小麦の春の農地管理が全面的に展開されている。また、春まき作業も南から北へと着々と進んでおり、主要な食糧生産地の春耕と管理は順調に進んでいる」と明らかにしました。

 今年の全国の冬小麦の作付面積は安定しています。現在、北方では大部分が青付き、長江の中下流では茎が伸びて立ち上がり、南西部では穂が出始めています。また、全国のわせは現段階では21%が育苗作業中で、2.4%は田植え作業が進んでいます。3月20日以降は集中的な育苗作業が全面的に始まるものと見込まれています。

 財政部は12日、夏の食糧作物および油糧作物生産が良いスタートを切れるよう、農業農村部と共同で中央財政農業生産防災救援資金8億3000万元(約171億円)を拠出し、江蘇、安徽、河南、湖北、湖南など12省(自治区)における作付け作物の植え替えと追加の作付け、被害を受けた農業および牧畜・漁業施設の復旧など、関連する防災・減災・救援活動が迅速に行われるよう力強くサポートしていきます。

 また今年は主要な食糧生産地に新装備や新技術を重点的に普及させ、農地の管理レベルを高めていきます。江蘇省では全域に2000以上の自動気象ステーションを設置し、モノのインターネット(LoT)を通じて農家に正確な農地管理方法を提供します。南京の浦口や六合、淮安漣水などでは、農地に自動気象ステーションと農業気象ステーションを設置し、土壌の湿り具合などの六つの条件を24時間態勢で観測するとともに、警報と予報をタイムリーに発表します。(朱、坂下)

KANKAN特集

ラジオ番組
KANKAN特集