マカオ4本目の海上大橋が合体工事終了

　マカオ半島とタイパ島（氹仔島）を結ぶ4番目の海上大橋である「マカオ・タイパ第4跨海大橋（以下、第4跨海大橋）」が12日夜、合体工事を順調に完了しました。

　同大橋の開通は、既存の3本の大橋の交通プレッシャーを効果的に緩和し、マカオ半島とタイパ島、コロアン（路環）間の通行能力を高め、ニュータウン埋め立てA地区の発展に合わせた交通ニーズを高めることができるとみられています。

　第4跨海大橋のプロジェクトは2020年3月26日、正式に着工し、マカオニュータウン埋め立てA区の東側から始まり、港珠澳大橋口岸（香港、珠海、マカオを結ぶ大型海上橋の通関点）の人工島と接続し、外港航路、マカオ水道を跨いで、マカオニュータウンE1区に至ります。さらに、それぞれ車両通行用のAB道路橋と大潭山トンネルと接続する高架橋の境界面をそれぞれ確保しています。第4跨海大橋本線の全長は3.085キロで、うち海を跨ぐ区間の長さは約2.9キロで、設計車線数は片側4車線、中間の2車線は自転車専用道です。同大橋の橋面には、高圧ケーブル、ガス、水道、消防、電気通信などさまざまなパイプラインが敷設・確保されており、ニュータウンA区、E区の開発を後押しする重要なインフラです。（Yan、榊原）