中国とフィリピンに南海の領土論争は存在せず=外交部

2024-03-12 17:24:23  CRI

 外交部の汪文斌報道官は12日の定例記者会見で、南海問題に関するフィリピン外務省の発言について質問に答え、「中国は南海諸島に対して議論の余地がない主権を有しており、中国とフィリピンには南海における領土論争は存在しない」と述べました。

 汪報道官は、「中国は中国とフィリピンの2国間関係および南海の平和と安定維持の観点から、フィリピン側に海上情勢のコントロールと海洋に関する協力を提案した。これは対話を通じて意見の相違をコントロールしたいという中国の誠意と善意を十分に表したものだ。だが残念なことに、フィリピン側は中国の提案に遅々として応えないばかりか、依然として海上で頻繁に権利侵害と挑発行為を行い、両国の意思疎通と協力の環境を甚だしく損なっている」と指摘しました。

 その上で、汪報道官は「南海問題における中国の立場は一貫したものであり、引き続きフィリピン側と対話を通じて意見の相違を適切に処理したいと願っているが、同時に、断固たる措置を講じて、領土主権と海洋権益を守っていく」と表明しました。(鵬、坂下)

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