中国本土映画興行週間ランキング(2024.2.26-2024.3.3)

2024-03-11 11:55:50  CRI

 張芸謀(チャン・イーモウ)監督の最新作『第二十条(Article 20)』が2週連続1位をゲットし、興行収入は22.7億元(約473億円)に到達。話題沸騰中のクライムアクション『周處除三害(The Pig, the Snake, and the Pigeon)』がトップ3入りを果たし、興行収入1億元を突破。

単位:万元

 

~作品紹介~

【1位】第二十条(Article 20)
公開日:2024年2月10日
監督:張芸謀(チャン・イーモウ)
主演:雷佳音(レイ・ジャーイン)馬麗(マー・リー)趙麗頴(チャオ・リーイン)高葉(ガオ・イエ)張訳(チャン・イー)于和偉(ユイ・ハーウェイ)

 昨年に時代劇アクション『満江紅(マンジャンホン)』を引っ提げて春節に登場し、栄えある年間ランキング1位をゲットした張芸謀(チャン・イーモウ)監督が今年も参戦!中年の検察官が、あるセンセーショナルな事件に巻き込まれ、自らもまた人生の試練に直面するという物語です。日本での公開は未定です。

【2位】飛馳人生2(Pegasus 2)
公開日:2024年2月10日
監督:韓寒(ハン・ハン)
主演:瀋騰(シェン・タン)范丞丞(ファン・チェンチェン)尹正(イン・ジョン)

 2017年に『乗風破浪(DUCKWEED)』、2019年に『ペガサス/飛馳人生』、2022年に『四海(Only Fools Rush In)』で春節映画商戦に加わった韓寒(ハン・ハン)監督。今年は、日本公開も果たした『ペガサス/飛馳人生』(2019)の5年ぶりの続編『飛馳人生2(Pegasus 2)』を引っさげて参戦。本作は前作に続く内容となっており、自動車教習所で講師を務める元人気レーサーが知り合いに誘われてぎこちない仲間たちとチームを組み、ラリーにチャレンジするという物語。

【3位】周處除三害(The Pig, the Snake, and the Pigeon)
公開日:2024年3月1日
監督:黃精甫(ウォン・ジンポー)
主演:阮經天(イーサン・ルアン)王淨(ジングル・ワン)李李仁(リー・リーレン)

 2023年に金馬賞の最優秀監督賞や最優秀主演男優賞、最優秀アクション設計賞など7部門にノミネートされた話題作『周處除三害(The Pig, the Snake, and the Pigeon)』が一般公開スタート!本作では、極道の世界を独走してきた凶悪犯の男が末期がんで余命いくばくもないと告げられ、自身の命が尽きる前に2人の指名手配犯を打倒しようと決意する物語が描かれています。

【4位】熱辣滾燙(YOLO)
公開日:2024年2月10日
監督:賈玲(ジア・リン)
主演:賈玲(ジア・リン)張小斐(チャン・シャオフェイ)雷佳音(レイ・ジャーイン)楊紫(ヤン・ズー)沙溢(シャー・イー)

 2021年の春節映画商戦を制した話題作『こんにちは、私のお母さん(原題:你好,李煥英)』を生み出した賈玲(ジア・リン)が3年ぶりにカムバック!彼女監督&主演の最新作は、日本映画『百円の恋』を原案にしたリメイク映画で、さえない人生を送る女性がボクシングをきっかけに人生を変えていく様子が描かれています。ぽっちゃりしたイメージで知られる女性コメディアン・賈玲(ジア・リン)ですが、50キロ減量後の激やせ姿が大きな話題となりました。

【5位】熊出没·逆転時空(Boonie Bears:Time Twist)
公開日:2024年2月10日
監督:林滙達(リン・ホイダー)
主演(吹替):徐芸(シュー・ユン)万秦(ワン・チン)蒋琳(ジャン・リン)

 春節アニメの定番、「熊出没」シリーズの記念すべき10作目『熊出没·逆転時空(Boonie Bears:Time Twist)』がトップ5をキープ。ようやく新しい人生が手に入りそうになる主人公の「光頭強」、しかし、その新しい人生と引き換えに、日々を共にした「熊大」と「熊二」が大きな危機に直面することに。仲間たちを救うために「光頭強」はタイムトラベルの冒険に旅立つことを決意します。本作の監督とボイスキャストは、すべて新しい顔ぶれとなっています。

【6位】戯殺(The Killing Performance)
公開日:2024年3月2日
監督:牛朝陽(ニウ・チャオヤン)
主演:賈冰(ジャー・ビン)喩恩泰(ユイ・エンタイ)蒋夢婕(ジャン・モンジエ)劉樺(リウ・フア)

 人気コメディアン・賈冰(ジャー・ビン)が主演を務める最新作はサスペンスコメディ。賈冰演じる探偵が、4時間のタイムリミットの中で密室での密室殺人事件の解決に挑みます。

【7位】還是覚得你最好2(Table for Six 2)
公開日:2024年2月24日
監督:陳咏燊(ウィンサン・チャン)
主演:鄧麗欣(ステフィー・タン)張繼聰(ルイス・チョン)王菀之(イヴァナ・ウォン)

 2022年9月9日に中国本土で公開された香港のラブコメディ『還是覚得你最好(Table for Six)』の続編がトップ10をキープ。前作は、再会した元カノが自分の弟の嫁になっていることに気づいた男性を中心とした物語でしたが、今作では弟の結婚式と婚姻生活を中心に描かれています。

【8位】ARGYLLE/アーガイル(中国題:阿蓋爾)
公開日:2024年2月23日
監督:マシュー・ヴォーン
主演:ヘンリー・カヴィル ブライス・ダラス・ハワード サム・ロックウェル ブライアン・クランストン キャサリン・オハラ デュア・リパ アリアナ・デボーズ ジョン・シナ サミュエル・L・ジャクソン

 『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011年)や『キングスマン』(2014年)などの話題作を送り続けてきた「奇才」マシュー・ヴォーン監督の最新作は、痛快なアクションシーンが楽しめるスパイ映画。スパイ小説「アーガイル」シリーズの著者である愛猫家の小説家エリーが、小説の内容を理由に命を狙われてしまい、世界を巡る冒険に出かける物語です。エリーの空想の世界と現実世界との境界線が曖昧になる中で、それぞれの世界がどうからんでいくのかは、映画を見てのお楽しみ。日本公開は3月1日から。

【9位】DUNE/デューン 砂の惑星(中国題:沙丘)
公開日:2021年10月22日
再上映日:2023年3月1日
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
主演:ティモシー・シャラメ レベッカ・ファーガソン オスカー・アイザック ジョシュ・ブローリン ステラン・スカルスガルド ジェイソン・モモア ハビエル・バルデム

 『デューン 砂の惑星PART2(中国題:沙丘2)』の3月8日の中国一般公開に向けて、その前作である『DUNE/デューン 砂の惑星(中国題:沙丘)』の再上映がスタート!本シリーズは1965年発表の『スター・ウォーズ』にも影響を与えたというフランク・ハーバートのSF小説『デューン』を原案にしたもので、中国で「甜茶(スイートティー)」の愛称で親しまれるティモシー・シャラメが主演を務めています。宇宙を支配する力を持つ物質「メランジ」の唯一の供給源であるデューンと呼ばれる惑星を舞台に繰り広げられる覇権争いを描く物語で、メガホンを取っているのは『ブレードランナー 2049』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。

【10位】マダム・ウェブ(中国題:蜘蛛夫人:超感覚醒)
公開日:2024年3月1日
監督: S・J・クラークソン
主演:ダコタ・ジョンソン シドニー・スウィーニー セレステ・オコナー イザベラ・メルセード タハール・ラヒム

 米国では2月14日に、日本では2月23日に封切られたマーベル映画『マダム・ウェブ(中国題:蜘蛛夫人:超感覚醒)』が、中国本土では3月1日から一般公開スタート。本作はマーベル映画初の本格派ミステリー・サスペンスとして期待されるもので、マーベルの有名なメディア・フランチャイズ&シェアード・ユニバース「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)とはマルチバースの関係にある「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の第4作にあたります。生死をさまよう事故をきっかけに未来予知の能力を手にした「マダム・ウェブ」の、若かりし姿が描かれたもので、マダム・ウェブことキャシーが謎の男に追われる3人の少女と共に生き残ろうとしながら、自身の過去と対峙する物語です。そんなマダム・ウェブを演じるのは、話題のシリーズ「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」や『サスペリア』などで知られるダコタ・ジョンソンです。

(ミン・イヒョウ、梅田謙)

 

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