<政協>委員に聞く「今年の成果と感想」

2024-03-11 21:12:01  CRI

 北京市内の人民大会堂で10日午前、中国人民政治協商会議第14期全国委員会第2回会議の閉会式が行われました。閉会式の後、政協委員の方々に「今年の成果と感想」についてお話を伺いました。

福建省アモイ市副市长・第14期全国政協委員の張志紅氏

 福建省アモイ市の副市長で第14期全国政協委員の張志紅氏は、今回の会議は「実りの多い会議」だったとして、6日間の会期中、グループに分かれて政府活動報告、計画報告、予算報告を討論し、経済、科学技術、教育、農村振興などの話題に焦点を絞り議論を繰り返したと語りました。

 張氏は「今年は中華人民共和国成立75周年であり、第14次五カ年計画の目標を実現するための重要な年でもある。北京から地元に帰ったら、会議の精神を深く貫徹し、人民のために責任を果たし、本職の業務を中心に、より高い視点から、より高いレベルで職務を遂行していく」と語りました。

四川省アバ・チベット族チャン族自治州仏協会長、達扎寺活仏で第14期全国政協委員のタツァ・トブダンラシ氏

 四川省アバ・チベット族チャン族自治州仏協会長であり、達扎(タツァ)寺活仏で第14期全国政協委員のタツァ・トブダンラシ氏は、「全国政協委員を務めることは、政府およびアバ・チベット族チャン族自治州の人民の私への信頼の証である。私は民衆のニーズから問題を考え、関連する政策を熟知し、多くの学習を行い、多くの調査研究を行なっていかねばならない」と語りました。

 また、タツァ氏は「自分は宗教界の人として、政協委員として、国家の大事だけでなく、四川省とアバ・チベット族チャン族自治州、民衆と信徒のそれぞれの方面に役立つ活動を行う必要がある」と語りました。ここ数年、タツァ氏の提案はいずれも民生と環境に重点を置いています。以前の調査研究では、タツァ寺周辺の複数の寺院の僧侶たちが肺結核を患っていたことを発見し、州委員会・州政府に調査研究報告書を書きました。それ以来、アバ・チベット族チャン族自治州は宗教関係者の健康診断を重視するようになり、結核患者に対しては無料の治療を行いました。タツァ氏は「今後もこのような実りある活動を積極的に行っていく」と示しました。(取材:趙雲莎)

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