<全人代>新疆の阿拉山口税関:中欧班列がユーラシア大陸発展の強力なエンジンになるよう支援

2024-03-10 15:07:25  CRI

 中欧班列(中国・欧州間定期貨物列車)は近年になり急速に発展し、ユーラシア大陸の最も重要な陸上輸送ルートとなり、「一帯一路」イニシアチブに活力を注ぎ込んでいます。ウルムチ税関所属阿拉山口税関技術センターの副主任である李蘭代表は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に応じて、「中欧班列がユーラシア大陸発展の強力なエンジンになるよう、税関はサービスと管理についての取り組みにさらに力を入れていく」と述べました。

 新疆ウイグル自治区の北西部に位置する阿拉山口は、中国とカザフスタンの国境通関地点であり、中欧班列にとっても重要な通関地です。中欧班列はグローバル化の進展に伴い、全天候型であり、輸送時間が短く、さらに低コスト、安全性、高効率などの強みを発揮して、ユーラシア大陸の最も重要な陸路輸送ルートになりました。

 李蘭代表は、「現在までに阿拉山口口岸を通過して出入国する中欧班列の運行路線は117本に達した。ドイツ、ポーランド、ベルギーなど20数カ国の219都市に通じている」と紹介した上で、「2023年には、阿拉山口口岸を通行した中欧班列が前年比6.8%増の6635本の過去最高記録に達した」と説明しました。

 阿拉山口税関は中国から西に向かう国際物流ルートの円滑な流れを確保するために、サービスを強化し続けています。例えば中欧班列には特別窓口を設置し、グリーンルートを開設し、通関手続きを簡素化し、「ワンストップ通関」のサービスを提供しています。さらに、新たに運行を開始した中欧班列「天山号」は新疆全域の商業貿易物流産業資源を統合し、新疆全域にとっての貨物列車による統一出荷プラットフォームを構築しました。中欧班列(ウルムチ)集結センターを経由して出荷される商品には金属製品、自動車部品、家庭電化製品、その他の各種商品があり、「天山号」に積み込まれてカザフスタン、ウズベキスタン、ロシアなどに輸出されます。

 李蘭代表はまた、「税関は今後も標準化と情報化の構築を推進し、人材育成と技術支援を強化し、リスク管理能力および貨物監督管理能力を高め、中国と欧州の貿易往来に信頼できる保障を提供し、中欧班列がユーラシア大陸の発展を推進する強力なエンジンになるよう後押ししていく」と述べました。(hj、鈴木)

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