北京
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外事委員会委員・第十四期全国政治協商会議委員の王衆一氏
北京で現在開催されている中国人民政治協商会議第14期全国委員会第2回会議では、最近中国で爆発な人気となっているショートドラマも政協委員たちの注目を集めています。外事委員会委員・第十四期全国政治協商会議委員の王衆一氏は、今回の会議で、普段から関心を寄せるショートドラマとその配信効果に対する論考に基づき、ショートドラマの質の高い発展促進に関する提案を出しました。
王委員は「ショートドラマはここ数年、突出した勢いを誇っている。われわれはできるだけ早く必要な支援政策や規範政策を制定し、ショートドラマが健全に発展できるようにするべきだ。ショートドラマ市場はすでに大きなものとなり、多くの外国人視聴者が、こういった短く精巧な新メディアによる作品を視聴している。中国についての関心も高まり続けている。ショートドラマは中国の声をよく伝え、中国の物語をうまく伝える手段でもある」と示しました。
王委員は「わずか3〜4分、さらに短いものもあるショートドラマという配信方式は、スマホを使う現代人の習慣に合致している。今、私に見えているのはその発展の芽だけだが、今後は生成AIと結合し、社会生活にさらに大きな変化をもたらすだろう」と語りました。
かつて、雑誌『人民中国』(現在中国外文局アジア太平洋広報センター)の編集長を25年間担当し、日本向けの発信に数十年携わり続けた王委員は中日関係について、すでに「競合共生」の複合関係モデルが形成されているとして、「両国の間には多くの意見の相違と争いがあり、対話を強化し協力を拡大する余地もある。今後も一連の重要な対外交流活動に参加し、中日両国国民間の相互理解と信頼の増進に力を尽くしていきたい」と話しました。(取材:趙雲莎)
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