北京
PM2.577
23/19
この5年間、中国の中古車輸出は顕著な伸びを見せています。中国税関のデータによると、2019年に中古車輸出試行事業が始まって以来、中古車の輸出台数は目に見えて増加しています。2021年の中国中古車の輸出台数は約1万5000台で、2022年には前年比350%以上増の6万9000台に躍進したことが分かりました。
これに先だって、商務部、公安部、税関総署が2019年に発表したデータによると、北京、天津、上海、台州(浙江)、済寧(山東)、広東、成都(四川)、西安(陝西)、青島、アモイなど10カ所が国内で初めて中古車輸出業務を展開する地域に指定されました。
2023中国自動車流通業界年次総会の中古車輸出フォーラムで、中国自動車流通協会の羅磊会長補佐は、「業界の共同の努力により、中国の中古車は世界140以上の国と地域に輸出・販売されている」と述べました。
中国の中古車輸出のターゲットとなる市場は主に中央アジア5カ国、アフリカと一部の東南アジア諸国となっています。2022年以降は、ロシアが中国の中古車輸出の重要な市場となっています。ある中古車輸出企業の責任者によると、昨年から、ロシア市場は引き続き好調であり、それに合わせて欧州市場でも中国からの中古車輸出が活性化しており、エネルギー危機の影響を受けて、中国から西ヨーロッパや東ヨーロッパへの中古車輸出台数は明らかに伸びており、中古車輸出市場は徐々にヨーロッパにも拡大しているとのことです。(任春生、坂下)
KANKAN特集