上海製eスポーツ用電動昇降デスクなど 海外で好調

2024-02-27 11:18:57  CRI

 2023年、上海市は前年比1.6%増えて1兆7400億元(約36兆円)の輸出を実現しました。海外で売れた多くの「メードイン上海」の中で、一部の目立たない商品が意外な好評を得ました。

 上海税関によると、2023年、上海・青浦区のある企業のeスポーツ用電動昇降デスクの輸出額は前年比4割増と大幅に増え3億6000万元(約75億円)に達しました。同社社長によると、eスポーツ用電動昇降デスクが海外で売れているのは、近年多くの若者が電子ゲームやeスポーツが大好きになっていることに関連します。この商品を含む関連施設用品が「オタク経済」のヒット商品の代表格となっています。中国企業は強い製造の優勢によって、この新興の輸出成長点を素早くつかんだということです。

 上海青浦税関の統計によると、2023年、eスポーツ用電動昇降デスクなどのヒット商品にけん引され、青浦区は家具とその部品の輸出額が前年比32%増の8億5000万元(約177億円)に達しました。

「メードイン上海」の腐乳

 腐乳(豆腐に麹をつけ、塩水中で発酵させた食品)は中国の伝統的な民間食品です。調味料としては、おかゆや饅頭を食べる時に食べたり、料理を調理する時に使ったりします。2023年、上海・奉賢区は腐乳126トンを輸出し、主な目的地は東南アジアと北米でした。上海税関によると、腐乳は近年、海外の中華圏だけでなく、より多くの海外の消費者に認められており、これらの新たな消費者は腐乳をチーズのようにパンに塗って食べるのが好きだということです。

 上海税関の統計によると、2023年、上海の食品輸出額は前年比21.2%増の110億元(約2300億円)でした。腐乳は多くの「上海の味」の一つの例にすぎません。(閣、野谷)

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