北京
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23/19
ロシアとウクライナの紛争は現地時間23日に勃発から2年を迎えました。国連は同日、総会と安全保障理事会(安保理)を開催しました。中国の張軍国連常駐代表は安保理で、「国際社会は公正で合理的な解決案の模索に努め、ウクライナ危機の政治的解決を推進すべきだ」と述べました。
中国の張軍国連常駐代表は23日午後に開催された安保理の公開会議で、「われわれは、関係者が責任ある姿勢で建設的な外交努力によって情勢の緩和を推し進め、交渉再開に有利な条件をつくり出すよう呼びかける。人為的に障害を設けたり、阻害してはならない。ましてや武器を輸送したり、火に油を注いだり、漁夫の利を得ようとしてはならない」と指摘しました。
張代表は「関係国はウクライナ危機への対応を理由に、一方的な制裁とロングアーム法の乱用で、他国企業を不当に圧迫し、世界の産業チェーン・サプライチェーンに打撃を与え、世界の貿易秩序を乱している」と述べ、「中国は米国、英国、EUがウクライナ問題を理由に中国企業に不法な制裁を科すことに断固反対する。中国は引き続き必要な措置を講じ、中国企業や自国民の正当で合法的な権益を断固として守る」との姿勢を示しました。
張代表はさらに、「世界の多極化の加速は時代の潮流であり、歴史の流れだ。各国はいずれも国際関係における平等な一員であり、真の多国間主義を共に実践すべきだ。選択的適用とダブルスタンダードは許されない」と述べました。(ヒガシ、鈴木)
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