北京
PM2.577
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中国工業情報化部はこのほど、「工業分野におけるカーボンピーク・カーボンニュートラルの標準体系構築のための指針」を発表しました。同指針は、工業分野におけるカーボンピークとカーボンニュートラルの標準体系の枠組みを提示し、重点的標準の研究と制定の方向を計画し、既存の工業の省エネ・総合利用標準体系およびグリーン製造標準体系との有効な連携に注力するものです。
第14次5カ年計画期間(2021年−2025年)は中国のカーボンピーク目標の実現にとって重要な期間であり、工業分野は中国のカーボンピーク目標を実現するための重要な対象です。同指針は、2025年までに工業部門において初歩的なカーボンピーク・カーボンニュートラルの標準体系を確立し、200以上の標準を策定することを求めており、基本的な汎用、温室効果ガス算出法、低炭素技術・設備などの分野における標準の策定を中心に、工業部門が炭素評価を実施し、炭素排出量を削減するための技術支援を提供することを求めています。
さらに2030年までに、比較的完備した工業分野のカーボンニュートラル標準体系を形成し、炭素の連携削減、炭素排出管理、低炭素評価の標準策定を加速し、主要産業と主要分野の全てで標準を制定し、工業分野の炭素排出の全面的なピーク達成を支援し、標準化作業の重点を次のカーボンニュートラル目標に移行します。(hj、鈴木)
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