上海クルーズターミナルで国際クルーズ船4隻が同時寄港

　上海呉淞口国際クルーズターミナルと上海港国際クルーズターミナルから成る上海クルーズターミナルではこのほど、国際クルーズ船4隻が同時に停泊する光景が見られました。

　22日早朝に、3900人もの旅客を乗せた国産大型クルーズ船「アドラ・マジック・シティー（愛達・魔都）」が上海にゆっくりと到着し、さらに中国本土のクルーズ船「ピアノ・ランド（鼓浪嶼号）」と「ブルードリームスター（藍夢之星）」が呉淞口国際クルーズターミナルに接岸しました。一方で、上海港国際クルーズターミナルにはドイツのクルーズ船「オイローパ」が21日に到着しました。

　このように、上海の２つのクルーズターミナルに4隻が同時に寄港するのは、中国が2023年に国際クルーズ船の運航を再開してから初めてのことです。

中国初の大型国産クルーズ船の「アドラ・マジック・シティー（愛達・魔都）」

　今年の春節休暇中の上海で、クルーズ旅行は引き続き大人気で、上海国境検査機関で出入境クルーズ船計4隻を検査しました。出入境者は前月同期比で22%近く増えて延べ2万1200人余りに達しました。また、2月9日には出入境者が延べ1万700人、14日は1万500人と、いずれも過去4年間の上海クルーズターミナルの1日当たりの出入境者人数のピークを記録しました。今年は、上海クルーズターミナルに入港する出入境クルーズ船は延べ380隻以上に達する見込みです。（閣、鈴木）