中国 米国の行為はガザ情勢をより危険な状況に追い込む

2024-02-21 18:50:40  CRI

 外交部の毛寧報道官は21日の定例記者会見で、「米国が国連安全保障理事会のガザ地区に関する決議案に再び拒否権を行使したことは、ガザ地区の情勢をさらに危険な状況に追い込んだ」との見方を表明しました。

 米国は20日、安保理で、アルジェリアが起草したガザ地区での人道的停戦の即時実施を呼びかける決議案に対して再び拒否権を行使しました。毛報道官はこれに関連した質問に答え、「現在、ガザ地区における人道情勢は極めて厳しく、地域の平和と安定は深刻な影響を受けている」として、「安保理は一刻も早く行動を起こして停戦を推進しなければならない。これは逃れることのできない道徳的義務であり、必ず負わねばならない法的責任であり、国連憲章を履行する上での政治的要求でもある」と述べました。

 毛報道官は「アルジェリアはアラブ諸国を代表して決議案を提出し、ガザ地区で即時停戦を実現し、人質全員を即時解放し、人道的物資の搬入を保障し、強制移住に反対するよう求めた。これは現在の情勢において差し迫った必要性を持つものであり、人道主義に基づく最低限の要求であり、安保理メンバーの圧倒的多数の支持を得た。中国は賛成に投じた。米国が再び拒否権を行使したことは、ガザ情勢をさらに危険な状況に追いやることであり、中国を含む関係各方面はこれに強い失望と不満を表明する」と示しました。(ヒガシ、坂下)

KANKAN特集

ラジオ番組
KANKAN特集