世界最大のクリーンエネルギー回廊 累計発電量3兆5000億キロワット時突破

2024-02-20 14:38:06  CRI

 三峡水力発電所 

 中国の発電大手、中国長江三峡集団(三峡集団)が公表したデータによりますと、現時点で、世界最大のクリーンエネルギー回廊の沿線にある六つのカスケード式水力発電所の発電量は累計3兆5000億キロワット時を突破し、二酸化炭素排出量28億トン以上を削減し、グリーン発展に強い原動力を注ぎ込みました。 

 中国南部の長江本流にある烏東徳、白鶴灘、渓洛渡、向家壩、三峡、葛洲壩の六つのカスケード式水力発電所は、世界最大のクリーンエネルギー回廊とも呼ばれます。うち五つが世界の水力発電所のトップ12にランクされています。 

 これらのカスケード式水力発電所の送電エリアが昨年末以降、複数回にわたる寒波に見舞われたことを受け、三峡集団は電力調達案を見直して送電に全力を挙げて取り組みました。昨年末から今に至るまで、単日の最大発電量は約8億6000万キロワット時に達し、最大電力調達量は3100万キロワットを超え、ともに同時期として過去最高を記録しました。中国の中部、東部、南部および南西部の四川省、雲南省、重慶市にクリーンエネルギーを供給しました。 

 このクリーンエネルギー回廊は全長1800キロで、水力発電ユニット110基が設置され、発電総容量は三峡ダム三つ分に相当する7169万5000キロワットに達します。中国の水力発電ユニット総容量の17%を占め、「一滴の水で6回の発電」を実現し、年平均約3000億キロワット時のクリーンエネルギーを生産でき、3億人以上の1年分の生活用電力消費を満たします。(Lin、柳川) 

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