「さらなる損失」を避け、中国は動揺する世界の中で安定した力となる=外交部

2024-02-19 19:34:51  CRI

 外交部の毛寧報道官は19日の定例記者会見で、王毅外交部長が出席した先日の第60回ミュンヘン安全保障会議は「多方面にわたる」苦境を招いている既存の国際秩序を改めて顧みたことについて、中国はどんなシグナルを発信し、「多方面にわたる」苦境をどのように見ているのかとの記者からの質問に答えました。

 毛寧報道官は、王毅外交部長がミュンヘン安全保障会議に出席して「中国特別セッション」で基調演説を行ったと述べた上で、王外交部長による演説の核心は、中国は一貫して主要政策の連続性と安定性を保ち、激動する世界の中で安定した力となることだと明らかにしました。

 第一は、大国間の協力を推進する安定した力となることです。われわれは大国間の協調と協力を強化し、米国と共に両国元首の共通認識を具体化し、中露関係を安定して発展させ、中欧パートナーシップの位置づけを堅持し、混乱に対応するためにポジティブなエネルギーを注入していきます。

 第二は、ホットな問題に対応する安定した力となることです。われわれはグローバル安全保障イニシアチブを積極的に実践し、ホットな問題をめぐって中国の特色ある解決の道を模索していきます。

 第三はグローバルガバナンスを強化する上での安定した力となることです。われわれは国連の権威と核心的な地位を断固として支持し、安保理が平和と安全保障問題において最も重要な役割を発揮することを支持します。

 第四は世界の成長を促進する安定した力となることです。中国経済は終始活力と強靭性に満ちており、2023年は5.2%の成長率で世界成長の3分の1に貢献しました。

 われわれは各方面と団結・協力し、ウィンウィンを模索し、「さらなる損失」を避け、世界により多くの確実性を注ぎ込みたいと願っています。(シンエン、坂下)

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