国際AIガバナンス評価指数発表 米中独英は第1ランク 日本は第2ランク

2024-02-16 13:48:03  CRI

 中国科学院自動化研究所が開発したQシリーズロボットシステム

 国際AIガバナンス評価指数(アジャイル指数)がこのほど発表されました。14カ国を対象とした評価では、米国、中国、シンガポール、カナダ、ドイツ、英国の6カ国が第1ランク、日本とフランスは第2ランクとなり、世界のAI開発をリードしているとみられます。

 この指数は、中国科学院自動化研究所人工知能倫理・ガバナンス研究センターと長期人工知能研究センターが合同で立ち上げ、制定したものです。「ガバナンスレベルと発展レベルは相応すべきである」という理念に基づき、AIの開発レベル、ガバナンス環境、ガバナンスツール、ガバナンス成果に対する評価が行われ、18の観点から39項目の指標により、世界のAIガバナンスの現状が詳細に分析され、AIガバナンスの課題に対処するための国際協力、公平な発展、総合ガバナンス枠組みの必要性が強調されました。

 これについて、中国科学院自動化研究所人工知能倫理・ガバナンス研究センターの曽毅主任は「AI技術の急速な成長は、人類社会に大きな変革をもたらし、そして一連の問題を引き起こした。AIガバナンスをいかに効果的に展開させるかは、世界各国が直面する共通の課題となっている。AIの発展とガバナンスの問題解決には、国際協力がトレンドになる」との見方を示しました。(Lin、NM)

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