北京
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殷墟博物館で開催されている新春ファッションショー
中国中部の河南省安陽市にある殷墟博物館南広場で、12日午後1時半ごろから新春ファッションショーが開催されました。
殷墟博物館の舞台で披露されたのは、伝統文化と現代の要素が融合した「殷墟文化コレクション」の作品群です。いずれも中国社会科学考古研究所の研究者である王蘋氏がデザインを担当したもので、6つのテーマによる独創的な約80着が紹介されました。
「熔金凝華」シリーズでは、殷墟の青銅器をインスピレーションの源として、精巧なカッティングと独特な色彩の組み合わせにより、青銅器の重厚な歴史感と現代ファッションの軽やかな洒脱さを表現し、強烈な視覚インパクトが作り出されました。「活力綻放」シリーズでは殷墟の自然環境と生命力がみなぎる光景をモチーフにしました。「玉佩瓊琚」シリーズは殷墟で出土した玉器の文様からインスピレーションを得、「萃図成字」シリーズでは甲骨文字の要素を取り入れました。それ以外に「鳳帰洹濱」と「山海無攔」シリーズもあり、いずれの作品も縫製の仕上がりは職人の心血の結晶であり、どの図案も文化伝承の証です。
この新春ファッションショーは16日まで5日連続で開催されます。(ヒガシ、鈴木)
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