中国・ラオス鉄道がラオス観光の追い風に

2024-02-14 14:57:50  CRI

 中国・ラオス鉄道を走行する列車

 列車に乗ってラオスを旅して、列車に乗って中国を見る――。今年に入ってから、中国・ラオス鉄道国際旅客列車を利用して国境を越える旅行が、中国内外から人気を集めています。

 中国鉄路昆明局集団(国鉄昆明局)国際旅游服務の東南アジア観光業務の担当者は、「ラオスに列車で旅行することが大人気です。毎月、ラオス行きの観光ツアーを組んでいます。日程は1週間ほどです」と説明しました。昆明や成都などで、ラオス観光は人気が特に高いとのことです。

 国鉄昆明局国際旅游服務は昨年から、越境観光市場と旅客需要を分析し、12日間の「まぼろしの秘境・メコン川・瀾滄江パノラマツアー」、7日間の「鉄道でラオスを旅するツアー」などのラオスへの越境観光ルートと旅行商品を企画しました。今年1月には、中国・ラオス鉄道が輸送した旅客が延べ186万人で、うち越境観光客は延べ2万3000人と、目に見えて増加しています。

 国鉄昆明局は国際旅客列車の旅客数が急増したことによる「乗車券入手難」を受け、国際旅客列車の越境乗車人数をこれまでの300人から350人に引き上げました。中国・ラオス鉄道国際旅客列車は運行開始の2023年4月13日以来、累計83の国と地域の13万人の越境旅行者を輸送しました。

 中国・ラオス鉄道は今年2月7日時点で、累計2787万人を輸送しました。貨物輸送量は3256万トンで、うち越境貨物輸送は731万トンを超えました。貨物の種類は開通当初には化学肥料、日用雑貨などの10種類あまりでしたが、現在までに電子製品、太陽光発電設備、コールドチェーン果物など2900種類以上に拡大し、沿線の客流、物流、情報流などの効率を大いに引き上げました。(ヒガシ、鈴木)

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