バイデン米大統領の選挙陣営 TikTokアカウント開設

2024-02-13 14:47:12  CRI

 米国のバイデン大統領の選挙陣営は11日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」にアカウントを開設しました。今年11月に予定されている大統領選挙を前にアカウントを開設したことで、若年層の有権者の支持を獲得しようとする狙いがあると見られています。

 最初に投稿されたのは、30秒の動画で、バイデン大統領がバイデン氏とトランプ前大統領のどちらが(勝ったのかという)質問に対し、「冗談言うな、(勝ったのは)バイデンだ」と答えるという内容です。

バイデン陣営がTikTokに投稿した内容のスクリーンショット

 TikTokは中国のハイテク大手ByteDance(バイトダンス)傘下のアプリで、いわゆる「安全保障上の問題」を理由に米国による審査の対象となっています。同時に、一部の米政治家は、同アプリの使用を禁止するよう政府に圧力をかけ続けていることから、バイデン陣営のTikTok上でのアカウント開設に関心が集まっています。

 バイデン大統領は、2021年に就任後、連邦政府とその職員は業務用の端末でTikTokを使用してはならないという法律を積極的に推し進め、署名しましたが、TikTokを全面的に禁止する法律については大きな進展はありません。TikTokの最高経営責任者(CEO)の周受資氏は、1月31日に開かれた米上院司法委員会の公聴会で、TikTok の米国での月間アクティブユーザー数は1.7億を超え、昨年より2000万増えていることを紹介しました。(殷、MI)

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