CMG年越し番組「春晩」にいざなわれ 世界中の視聴者が辰年の迎春

2024-02-09 20:19:58  CRI

 中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)が制作する春節聯歓晩会(「春節の夕べ」、以下「春晩」)は北京時間9日午後8時に放送開始となります。今回の春節は、国連が先ごろ春節を国連の休日と定めたことで、「グローバル的な意義が与られた」ことでも注目されています。

 「春晩」は1983年から、旧正月の大晦日に放送され続けています。そして、「春晩」の番組内容と投入される技術は中国のバラエティー番組の最高レベルを代表するものです。

 今年の「春晩」には画期的なバーチャルプロダクション(VP)映像制作モデルが導入され、現実世界と仮想世界を融合させる技術XR(クロスリアリティ)+VPによる虚実融合の超高精細制作システムが構築されました。動的コンテ試写、虚実の光や影の連動などの新しい撮影手段を通じて、生き生きとしたバーチャルとリアルの空間が表現されます。

 CMGは今年の「春晩」で、遼寧省瀋陽市、湖南省長沙市、陝西省西安市、新疆ウイグル自治区のカシュガル市にサブ会場を開設し、北京のメイン会場とともに、世界中の視聴者に辰年の中国各地の豊かな民俗・文化を示します。

 なお中国では春節(旧正月、2024年は2月10日)をもって、1年の干支が切り替わります。「春晩」はもちろん、今年の春節関連の催しはいずれも、「龍」にまつわる表現であふれかえることになります。(任春生、鈴木)

「年錦」の演目では、中国伝統の吉祥の祝福を意味する代表的な文様を選び、歴史的なファッションショーを演出する歌とバーチャル合成技術を投入

93歳の敦煌の芸術や工芸美術デザインの研究専門家である常沙娜氏が「春晩」のために「年錦図」をデザイン

龍の形の舞台装置によって「天を飛ぶ」龍の姿を生き生きと演出

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