ETIMへの打撃は中国のテロ対策の中核=外交部

2024-02-08 20:00:57  CRI

 外交部の汪文斌報道官は8日の定例記者会見で受けた質問に対して、「東トルキスタンイスラム運動(ETIM)に打撃を与えることは、中国のテロ対策における核心部分であり、国際社会の共同責任でもある」と強い論調で説明しました。

 最近になり、トルコ検察はイスタンブール市内の教会襲撃事件の容疑者25人の逮捕を許可し、「テロ組織への参加」や「傷害罪」などの罪で起訴すると報じられました。容疑者の1人は元中国人で、トルコ国籍を取得しているとのことです。

 この報道について汪報道官は「中国の国内外で一連の暴力テロ事件を計画し実行したETIMは、中国が法に基づき認定し、国連安全保障理事会もトルコ政府も指定したテロ組織だ」と指摘した上で、「ETIMはここ数年、『イスラム国(IS)』『アルカイダ』『バルチスタン解放軍』などといった国際および地域のテロ組織や反政府勢力との結託を強め、海外にある中国関連施設などを標的とした攻撃を立て続けに画策し、関係国や地域でテロ活動に公然と参加している。このことは、中国の海外における利益や安全を深刻に脅かしているだけでなく、関係する国や地域の安全や安定にも深刻な危害を及ぼしている。中国はトルコを含む国際社会とテロ対策での協力を強化し、ETIMに断固として打撃を与え、国際と地域の安全と安定を共に守っていくことを望む」と強調しました。(ミン・イヒョウ、鈴木)

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