外交部「『ファイブアイズ』による中国への中傷攻撃に断固反対」

2024-02-08 21:54:07  CRI

 外交部の汪文斌報道官は8日の定例記者会見で、記者から「米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドによる機密情報共有の枠組み『ファイブアイズ』は最近になり、共同でサイバーセキュリティー警告を発表した。中国はどのように論評するか」との質問がありました。

 汪文斌報道官は、「米国などの『ファイブアイズ』諸国が事実の根拠もなく中国に泥を塗る攻撃を行うことに断固として反対する」と表明した上で、「『ファイブアイズ』は昨年5月にも同様の報告書を発表して中国を中傷した。そして1年も経たないうちに、中国の顔に泥を塗る茶番劇の続編を演じたが、相も変わらず粗製乱造の『劣悪商品』だ」と指摘しました。

 汪報道官は、「『ファイブアイズ』が何度も中国を中傷するのは、『ファイブアイズ』が世界最大の情報組織であり、米国が世界最大の「ハッカー帝国」であるという基本的な事実を隠すためにほかならない」と述べた上で、「米国は巨大なサイバー兵器庫を構築している。スノーデン氏が暴露した『PRISM(プリズム)』計画や米メディアが明らかにした『プロジェクト・キャンバーダダ』、ハッカー集団のシャドー・ブローカーズがイクエーション・グループのものとして公表した攻撃ツールやファイル、ウィキリークスが公表したCIAの極秘作戦に関する機密文書の『ボールト・セブン』など、いずれも米国のサイバー兵器の典型例だ。これらのサイバー兵器は世界の重要インフラと各国の正常な生産や生活に深刻な破壊をもたらす可能性がある」と指摘しました。

 汪報道官はまた、「中国はいかなる形のサイバー攻撃行為にも断固として反対し、法に基づき取り締まる」と表明した上で、「中国は4年前に『グローバル・データ・セキュリティ・イニシアチブ』を提唱し、各国に平和、安全、開放、協力、秩序あるサイバー空間を共同で構築するよう呼びかけている。中国は情報技術を利用して他国の重要なインフラを破壊したり、重要なデータを盗んだり、それを利用して他国の国家安全や社会公共の利益に危害を及ぼす行為に反対する。『ファイブアイズ』が本気でサイバーセキュリティーを守りたいのであれば、『グローバル・データ・セキュリティ・イニシアチブ』への参加を歓迎する」と述べました。(まげつ、鈴木)

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