中国投資によるギリシャ・ピレウス港のRORO船用埠頭拡張プロジェクトが竣工

2024-02-07 13:26:32  CRI

 ギリシャのピレウス港で現地時間6日、RORO船用埠頭(ふとう)拡張工事の落成式がおこなわれました。新たに拡張された埠頭の使用開始は、ピレウス港の港湾機能と貿易能力にとって重要な前進となります

 ギリシャのハジダキス財務相は、「この埠頭の拡張はピレウス港の持続可能な発展にとって画期的なプロジェクトであり、中国企業の投資はピレウス港とギリシャに確かな利益をもたらしている」と述べました。

 ピレウス港を運営する中国遠洋海運集団は、自動車運搬用埠頭をベースに、ROROフィーダー企業を誘致し、地中海、北アフリカ、欧州全域をカバーする自動車運搬ネットワークを構築するほか、自動車部品物流倉庫センターと多目的立体倉庫などを建設し、ピレウス港を欧州地域の自動車産業の発送センターにする計画です。

 ピレウス港の元の埠頭は1962年に建設され、長さは475メートルでした。拡張後の長さは1100メートルとなり、同時に5100台の自動車が駐車できるようになりました。同プロジェクトは2021年8月に建設を開始し、2023年7月に本体工事が完了し、2024年1月に正式に検査と引き渡しを終えました。総投資額は2000万ユーロを超えます。ギリシャの当局者は、この埠頭の拡張落成は、インフラの向上だけでなく、ピレウス港の港湾機能と貿易能力の向上がさらに重要な一歩を踏み出したことを示すと表明しました。(hj、野谷)

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