北京
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海底サブシーツリー
中国が独自開発した初の海底サブシーツリーの運用がこのほど、中国南方の海域で始まりました。
サブシーツリーは油田水中生産システムの中核設備の一つで、地層深部の油層とプラットフォームの水中注水配管装置を連結し、最大約17メガパスカルの圧力でろ過された海水により油ガスを指定位置まで流すことで、古い油田の生産量を効果的に高めることができます。今回運用開始された海底サブシーツリーは、長さ3.5メートル、幅3.2メートル、高さ3メートルで、全体の重量は22トン近くあります。
海底サブシーツリーを設計・製造できる企業は世界でもわずか数社です。中国が開発した海底サブシーツリーの特徴は軽量化と低コストで、40%の重量削減と60%以上のコスト削減が可能です。海底サブシーツリーの運用により油井では原油5万トンの増産が可能になる見通しです。(hj、柳川)
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