北京
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ハルビン市の採氷場で遊ぶ南方からの観光客
中国では旧正月の春節連休期間(今年は2月10~17日)の旅行の予約がピークに入っています。複数の旅行予約サイトのデータによると、「南方の人は北方へ、北方の人は南方へ旅行に行く」ことが今年の特徴となっています。
中国の旅行予約大手「携程(トリップドットコム)」が発表した報告書によると、今年の春節の旅行で最も人気があるのは氷と雪をテーマにした旅行で、関連の旅行商品の申し込み数は前年同期の11倍以上にまで増加しました。人気の旅行先は北方の都市が多く、ハルビン、牡丹江、長春、白山などが含まれます。氷雪旅行を選んだ観光客は上海、広州、杭州、南京など南方の人がほとんどだということです。
南方の観光客が北上して氷と雪を楽しむと同時に、寒さを避けるために南方に向かう北方の観光客も少なくありません。同じく旅行予約大手の「同程旅行」の統計によると、今年1月の海南省三亜市の旅行に関する検索件数は昨年12月の4倍以上に、浙江省舟山市は3倍以上に上昇しました。
また、海外旅行の急成長も今年の春節旅行市場のハイライトとなっています。「同程旅行」では、今年の春節の海外旅行の航空券に関する検索件数およびツアー商品の問い合わせ件数は、いずれも2019年同期の水準を上回りました。現在のところ、春節の海外旅行先として人気の国は東南アジアに集中しているということです。
一方、中国が最近実施した入国利便化措置や一部の国に対するビザ免除政策などが春節期間のインバウンドをけん引しています。「携程」では、春節期間中のインバウンド予約件数は前年同期の11倍以上に増えました。主に日本、米国、韓国、マレーシア、オーストラリア、英国、カナダ、ベトナム、ドイツ、タイなどから来る観光客です。外国人観光客に人気の旅行先の上位10位は上海、北京、広州、深セン、成都、ハルビン、青島、瀋陽、アモイ、重慶だということです。(鵬、野谷)
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