生態環境部の監督管理・指導による汚染物質排出削減 23年は39万3000トン

2024-01-31 14:30:57  CRI

 生態環境部の責任者は30日の定例記者会見で、「生態環境部は2023年の秋冬季以来、大気汚染の現場と遠隔での監督管理・指導を計8回実施し、大気汚染物質の排出削減と環境の質の改善に重要な役割を果たした」と紹介しました。暫定的な推計によりますと、23年は監督管理・指導により汚染物質計約39万3000トンの排出が削減されたということです。 

 生態環境部によりますと、中国の大気質には歴史的な変化が生じていますが、秋冬季は主要な大気汚染物質の排出総量の増加と不利な気象条件の影響を受け、一部の地域で重度汚染天気が多発・頻発しています。同部は、衛星リモートセンシング、大気質モニタリングネットワーク、汚染源自動モニタリング、電力使用モニタリングなどの技術手段を利用し、汚染物質の排出が著しい重点分野の企業に汚染対策の主体的責任を果たすよう促し、汚染対策能力の向上と排出基準に則った作業を求めています。 

 生態環境部の裴暁菲報道官は、「生態環境部は重点地域に焦点を絞り、重度汚染天気への対応と基準に基づく排出量の監督という二つの任務に重点を置いた。2023年の秋冬季以来、8回に及ぶ大気汚染の現場と遠隔での監督管理・指導を展開し、問題のある企業1万6000社余りを発見し、大気汚染に関わる環境問題3万2000件余りの解決を推進した」と紹介しました。(怡康、柳川) 

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