北京
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国家市場監督管理総局が25日に発表したところによると、「乳幼児および児童用の紙製品に関する基本的な安全技術規範」が2025年1月1日から正式に実施されます。
同「規範」の対象となる製品は主に3歳以下の乳幼児、3歳以上、6歳以下の児童に向けたもので、用途に応じて生活用と文化用に分けられます。具体的に生活用紙製品にはトイレットペーパー、ティッシュ、ウェットティッシュ、紙おむつ(シート、パッド)など、文化用紙製品には文化用紙、板紙、紙の書籍などが含まれます。
「規範」は乳幼児および児童用の生活用紙製品に含まれる重金属(鉛、ヒ素、カドミウム、水銀)、移行性蛍光物質、アクリルアミド、ホルムアルデヒド、分解可能で発がん性の芳香族アミン染料などの化学物質の安全指標を定めています。また、ウェットティッシュや紙おむつに含まれるフタル酸エステル系物質については別途規定を設けるほか、ウェットティッシュについてはメタノール、ベンゼン、トルエン、キシレンの上限を設け、防腐剤として使われるメチルイソチアゾリノンとメチルクロロイソチアゾリノンについては検出されてはならないとしています。
文化用紙製品については、製品に含まれるホルムアルデヒド、アクリルアミド、分解可能で発がん性の芳香族アミン染料などの指標は、生活用紙製品と同様だということです。(鵬、坂下)
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