北京
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協定に調印した鄧励外交部副部長(右)と陳海泉駐中国シンガポール大使
中国政府とシンガポール政府の代表は25日、北京で「中華人民共和国政府とシンガポール共和国政府による一般旅券所持者のビザ相互免除に関する協定」に調印しました。協定は2月9日に発効し、双方の一般旅券所持者は30日以内の滞在であれば相手国にビザなしで入国できるようになります。就労や報道など事前の許可が必要な活動に従事するために相手国に入国する者、相手国に30日以上滞在する予定の者は、相手国に入国する前に適切なビザを取得する必要があります。
「ガーデンシティー」で有名なシンガポールは海外の親子旅行の人気目的地の一つです。このニュースの発表後、春節(旧正月)の旅行計画が未定の中国人の多くが、旅行先の候補にシンガポールを入れています。各大手オンライン旅行プラットフォームでは、シンガポールを検索する人が急激に増えました。
有名な旅行サイトの馬蜂窩では、「シンガポール旅行」の注目度が3.5倍上昇し、キーワード「シンガポール春節」のクリック率は1.87倍上昇しました。また、シンガポールでの中国旅行熱も急速に高まっています。中国の旅行サイト最大手トリップドットコムでは、シンガポール人の中国関連キーワードの検索熱が前期比2割増以上になっています。今年に入ってからこれまで、シンガポール人の中国旅行商品の予約数は前期比で66%増加しました。
業界関係者は、ビザ免除政策が観光市場をけん引するだけでなく、遊学、留学、MICE(国際会議や展示会などのビジネストラベル)などさまざまな旅行や訪問活動をさらに促進するとみています。(hj、藤井)
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