北京
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中国南西部・重慶市の主な市街地と三峡ダム地区の中心部にある同市の万州区を結ぶ高速鉄道「渝万高速鉄道」の蔡家溝複線特大橋の橋脚の中で最も高い15番橋脚の打設(生コンクリートを流し込む作業)が24日にすべて完了しました。
同橋は、スラブ軌道による高速鉄道橋で、橋の長さは2113.308メートル、橋の高さが80メートルを超える区間の長さは660メートルに上ります。設計時速は350キロで、橋全体で計62の橋脚が設置されます。うち15番、16番橋脚は高さ150.5メートルで、同高速鉄道全線だけでなく、中国で建設中の同じ種類の大橋の中でも最も高い橋脚となります。同橋は2025年6月に竣工する予定です。
「渝万高速鉄道」の全線には236の橋と55のトンネルがあり、うち、橋の総延長は117.23キロで、全体の47.4%を占めます。トンネルの総延長は全体の23.5%となる58.157キロ。橋とトンネルが全線に占める割合は約71%に達します。
また、同高速鉄道は鄭州-重慶間快速鉄道の重要な構成部分で、成渝(成都-重慶間)高速鉄道、成綿楽(成都-綿陽-楽山間)都市間鉄道と共に「成渝経済区」で「T」字型の快速鉄道路線を構成します。三峡ダム地区から重慶までは4時間から1.5時間に、成都までは7時間から3.5時間に短縮されることになります。(鵬、野谷)
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