【CRI時評】中国とナウルの国交回復が三つの国際的コンセンサスを改めて実証

2024-01-26 19:25:06  CRI

 ここ二日ほど、太平洋の島国ナウルの人々が中国とナウルとの国交回復に続々と歓迎の意を示している。それに先だって、ナウル議会は中国との国交回復決議を全会一致で採択し、自国が台湾地区と「断交」して中国と国交を回復することを全員が立ち上がって支持した。

 これらは、ナウル政府の決定が自国の民衆の願いを代表し、ナウルの国益に沿い、さらには歴史の大勢にかなったものであることを説明している。

 中国とナウルの国交回復は、国連の第2758号決議に対する雑音を改めて解消した。ある時点から、米国の一部の人間はこの決議を意図的にわい曲し、決議は国連における台湾の代表権問題に触れていないと称して、台湾がいわゆる「国際空間」を得るために口実を作ってきた。実際には、国連第2758号決議は中華人民共和国の一切の権利を回復して台湾の非合法的な代表を直ちに追放することを明確に規定しており、台湾を含む中国全体の国連における代表権問題を政治的、法的、手続き的な面からきっぱりと解決している。

 加えて、中国とナウルの国交回復は「台湾独立」が行き詰まったことを改めて世界に明らかにした。2016年に民進党が政権について以来、既に10カ国が続々と台湾と「断交」している。ツバルの財政部長は最近、ロイター通信の取材に、ツバルは台湾とのいわゆる「外交関係」を再検討することになるだろうと指摘した。「ドミノ」はまさに1枚ずつ崩れつつある。台湾当局の「金元外交」は既に限界に達しており、残された12のいわゆる「国交樹立国」をつなぎとめたいという願いは危機的状況だ。

 発展という観点から見ると、中国との国交回復はナウルの国と国民にとって長期的な利益となる。ナウルは単一経済構造の小国で、主にリン酸塩の輸出や漁業許可証の発行、熱帯果実の輸出に依存しており、国際的な協力への依存度が高い。ナウルの国民は中国との協力が彼らの経済を発展させ、生活の向上につながることを望んでいる。

 ナウルのエニミア外相の見解では、一つの中国の原則堅持はすう勢であり、歴史的発展の必然である。ごく少数の、いわゆる台湾の「国交樹立国」が最終的には歴史の流れに沿い、自国の利益に見合った正しい選択をするだろうことが予見できる。一つの中国の原則の基礎の下で、協力の新たな一章がまさに開かれようとしている。(CRI論説員)

 

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