北京
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23/19
国防部報道局長でもある呉謙報道官は25日に開かれた記者会見で、「中国は南沙諸島とその付近の海域に対して争う余地のない主権を有しており、これには十分な歴史的・法理的根拠がある」と述べ、「中国はフィリピンが中国南沙諸島で不法に占拠した島や島礁において、いかなる形の建設活動を行うことにも断固として反対する」と表明しました。
報道によりますと、フィリピン軍の参謀総長はこのほど、フィリピンが南海の島・岩礁を開発するとともに、さらに船舶ややレーダーを購入する計画だと述べたとのことです。フィリピンが南海に前哨基地を建設する意図があるとする分析もあります。
呉謙報道官はこれに対し、「現在、中国とフィリピンの関係が困難に直面している根本的な原因は、フィリピンが信義則に背き、域外の大国と結託し、南海において絶えず権利侵害と挑発を行い、中国の正当で合法的な権益を損なっていることにある」と指摘しました。その上で、「われわれはフィリピンに歴史を尊重し、現実をはっきり認識し、誤った道を歩まないよう要求する。中国はフィリピンとの2国間対話と協議を通じた意見の相違を解決することを望んでいるが、もしフィリピンが独断で行動するならば、中国は必ず断固として対抗措置を講じる」と指摘しました。(Yan、坂下)
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