中国国産の大型旅客機「C919」 春節期の輸送に初投入

2024-01-24 15:51:15  CRI

 中国では今年、春節(旧正月)期の帰省ラッシュなどに対応するための特別輸送態勢の「春運」が1月26日から3月5日まで実施されます。上海に本社を置く航空大手の中国東方航空はこの「春運」期間中に旅客機783機を投入して前年同期比42%増の1日当たり3280便を運航します。飛行時間は累計33万時間を超える見込みです。同社は保有する中国国産の大型旅客機「C919」4機を初めて「春運」に投入します。就航する路線は北京-上海、上海-成都です。

 中国東方航空は、春運期間中にはビジネス目的の移動客が多く搭乗する路線への需要が減ることを考慮して、上海と北京、広州、深セン、天津などを結ぶ路線の便数を減らす一方で、上海虹橋国際空港と銀川、蘭州、大同、桂林、汕頭を結ぶ路線や、上海浦東国際空港と錦州、信陽、運城、三亜、張家口などを結ぶ路線の運航を強化します。

 国際線では、この冬に人気の海外旅行先への便の再開や増便を行います。具体的には、上海浦東-オーストラリア・ケアンズ路線の再開と上海浦東-同パース、北京大興国際空港-クアラルンプールなど15路線の新規運航、上海浦東とシドニー、バンコク、クアラルンプール、マレなどを結ぶ路線の増便などです。

 中国民用航空局の予測によると、今年の「春運」期間の航空旅客輸送量は過去最高の延べ8000万人に達します。1日当たりでは2019年比9.8%増の200万人に達する見込みとのことです。(鵬、鈴木)

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