北京
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中国人民銀行(人民銀)の潘功勝総裁は国務院報道弁公室が24日に主催した記者会見で、人民銀は2月5日に預金準備率を0.5ポイント引き下げ、市場に長期流動性を約1兆元(約21兆円)供給すると表明しました。人民銀は2024年も穏健な金融政策を堅持し続けるとのことです。
潘総裁は、「中国人民銀行は2023年、カウンターシクリカル調節(景気波動を抑制する調整)を適時強化した。預金準備率を2回引き下げ、政策金利を2回引き下げ、既存の住宅ローン金利の秩序ある低落を誘導し、金融機関が信用総量を適度に保ち、安定したリズムを維持するよう誘導した。中国人民銀行は2024年も穏健な金融政策を堅持し、柔軟で適度、正確かつ効果的な要求をしっかりと実行し、実体経済の安定した成長のために良好な通貨金融環境を引き続き構築する」と述べました。
潘総裁はさらに、「2024年の金融政策はまた、非効率的に占有された金融資源を活性化し、既存資金の使用効率を高めることを重視する。価格面では内外の均衡に配慮し、総合的な資金調達コストが安定を保って低下することを促進する。人民元相場では、合理的な均衡水準における基本的な安定を維持する」と説明しました。(帥、鈴木)
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