中国第3世代原子力発電所「海陽原発」 発電量1000億キロワット時突破

2024-01-23 13:56:52  CRI

海陽原発 

  中国の国有電力会社、国家電力投資集団(国家電投)傘下の山東核電によりますと、中国東部の山東省煙台市にある中国初の第3世代原子力発電所である国家電投山東海陽原発の発電量は17日までに累計1043億キロワット時に達しました。これは、原炭消費量4459万トンを代替し、二酸化炭素排出量8344万トンを削減することに相当します。 

 海陽原発の1・2号機は、商業運転開始から5周年を迎え、安全かつ安定して1043億キロワット時の発電量を達成し、住民1億人の1年間の生活用電力需要を満たし、第3世代原発プロジェクトとして世界で初めて発電量1000億キロワット時を超えました。 

 海陽原発の1・2号機は、世界初の第3世代原発ユニットで、先進的な第3世代非能動加圧水型原子炉技術を採用しています。山東核電は、1・2号機の順調な運転を踏まえ、第3世代原発の自主研究開発と革新の推進を加速し、3・4号機は完全な自主設計、建造・運転、メンテナンスを実現し、2027年に本格稼働する予定です。全8基完成・稼働後の年間発電量は約800億キロワット時で、山東省住民の約1年間の生活用電力需要を満たし、毎年原炭消費量約3420万トンを代替し、二酸化炭素排出量6400万トン削減することができ、地域のエネルギー構造と生態環境の効果的な改善が見込まれます。(Mou、柳川) 

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