中国の宅配業務 2023年は累計1320億件超に

　2023年、中国の郵政業の配達件数は前年比16.8％増の累計1624億8000万件に達し、うち宅配便件数（中国郵政集団が扱う小包を除く）は前年比19.4％増の累計1320億7000万件でした。国際や香港・マカオ・台湾関連の宅配便件数は前年比52.0％増の累計30億7000万件を達成しました。

　具体的に見ると、2023年、郵便書簡は前年比2.7％増の9億7000万件で、小包は前年比40.6％増の2470万2000件、新聞は前年比0.8％増の167億部でした。対して雑誌は前年比5.7％減の6億5000万部でした。

　また、郵政業の業務収入（中国郵政集団傘下の郵政貯蓄銀行の直接営業収入を除く）は累計1兆5293億元（約31兆円）で、前年比13.2％増加しました。うち、宅配便による収入は前年比14.3％増の1兆2074億元（約25兆円）でした。

　さらに、東、中、西部地区の宅配業務量の割合を見ると、東部が75.2％、中部が16.7％、西部が8.1％でした。業務収入の割合を見ると、東部が76.2％、中部が14.1％、西部が9.7％でした。（朱、野谷）