世界経済フォーラム・シュワブ会長「中国には経済発展の余地がまだある」

2024-01-20 14:16:09  CRI

 世界経済フォーラム(WEF)の創立者で現在も会長を務めるドイツの経済学者クラウス・シュワブ氏はこのほど、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)記者の独占インタビューに応じ、「中国の発展には特別な勢いと決意がある」と述べました。

 2024年世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の開催にあたって、CMG記者がスイス・ジュネーブにあるWEF本部でシュワブ会長にインタビューを行いました。今回のダボス会議のメインテーマを「信頼の再構築」とした理由について、シュワブ氏は、「現在の世界の雰囲気は、新型コロナウイルスのパンデミック前と比べて大きく変わった。世界は、恐ろしくなり、分裂するようになった。このような状況下で、信頼は失われ、複数の危機の重圧の中で、私たちはより自己中になっている。したがって、今年のダボス会議の目標を決める際、私たちは新しい精神、より建設的な精神を形成したいと考えた。同様に、未来に目を向け、未来を信じることが、私たちが『信頼の再構築』をテーマに選んだ理由だ」と語りました。

 中国経済の見通しについて、シュワブ氏は、「中国が高齢化社会や債務問題、不動産市場などの課題に対応するために行動し、新たな経済成長モデルを見つけられると信じている。中国の一人当たりGDPはほとんどの先進国よりもまだ低い。したがって、中国にはまだ発展と経済成長の余地がある」との見解を示しました。(ZHL、MI)

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