欧州2番目の港のCEO「欧州の港湾は中国車に門戸を閉ざすことに反対」

2024-01-18 13:45:34  CRI

 2023年の中国の経済成長データが17日に発表され、新エネルギー車業界の輸出実績が特に人目を引きました。また、今月初めには、ヨーロッパでも人々はそれに気づいていました。ベルギーのアントワープ・ブルージュ港で現地時間10日、2023年度のデータ発表会が行われ、その中で、中国の自動車完成車の輸入データが注目されました。同統計によると、2023年の年間を通じて、ヨーロッパ第2の港であるアントワープ・ブルージュ港を経由してヨーロッパに輸出された中国の国産ブランド車は26万台を超えており、この数はさらに増え続けています。 

ベルギーのアントワープ・ブルージュ港で出荷を待つ中国ブランド車

 アントワープ・ブルージュ港の最高経営責任者(CEO)ジャック・バンダーメイレン氏によると、2023年中に輸入された車両以外にも、航路の制約や輸送のキャパシティーなどの影響で、中国の港湾では膨大な数の中国ブランド車がヨーロッパの各主要港への輸送を待っているということです。 

アントワープ・ブルージュ港CEOジャック・バンダーメイレン氏

 ジャック・バンダーメイレン氏は、「消費者が中国ブランド車は低価格で高品質だと感じていることから、今後数年間は中国ブランド車のヨーロッパへの輸入がさらに増えることが予想される。また、中国車は信頼性も高いため、ヨーロッパの自動車メーカーは中国車と競争するために正しい開発戦略を迫られる。それと同時に、ヨーロッパの港湾は中国車に門戸を閉ざすことに反対している」と述べました。(閣、坂下)

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