春運の40日間 中国国内で移動する人は延べ90億人と予測

2024-01-17 13:41:58  CRI

 交通運輸部など関係部門の責任者は16日午後、国務院報道弁公室がおこなった記者会見で今年の春運(春節帰省やUターンのための特別輸送態勢)期間の情勢と仕事の手配を紹介しました。

国務院報道弁公室が16日午後におこなった記者会見の会場

 今年の春運は1月26日から3月5日までの40日間です。交通運輸部の李揚副部長は、「今年の春運の40日間で延べ90億人が旅行、帰省、レジャーなどで出かけ、地域をまたぐ人員の流動量が過去最高を記録すると見込んでいる。また、春運の構成には変化があり、伝統的な営業的輸送の鉄道や道路、民間航空、水運による旅客輸送の人数はわずか延べ18億人、そのほかの8割は自家用車で移動する見込みだ。自家用車での移動は過去最高を更新するだろう」と述べました。

 春運期間中、人の流れが密集し、出稼ぎ労働者の移動や帰省の人々に物流が重なり、春運の前期と後期には省(日本の県に相当)や地域をまたいだ長距離の外出の割合が普段より明らかに増加する見込みです。

 この期間中、全国の道路網の1日平均通過量と1日のピーク通過量はいずれも過去最高を更新し、全国の高速道路の1日平均通過量は前年同期比7.5%増の3720万台に達する見通しです。春運のピークは春節大型連休(2月10日~17日)の最終日、2月17日に迎え、高速道路通過のピークは6520万台、バスの通過ピークは6270万台に達すると予測されています。

 李副部長によると、交通運輸部はすでに「e路暢通」(「すべてがスムーズに運行する」の意)という「微信(ウィーチャット)」上のミニプログラムを公開しており、春運期間中、このミニプログラムを通じて高速道路の充電施設の位置やリアルタイムの状態などの情報を調べることができ、事故に遭遇した場合は、ワンクリックで助けを呼ぶこともできるということです。(藍、野谷)

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