王毅外交部長 中国・エジプト外相会談で達成した共通認識を紹介

　エジプトを訪問中の王毅外交部長は現地時間14日、カイロでエジプトのシュクリ外相との会談後に行った共同記者会見で、「今年は中国とエジプトの包括的戦略的パートナーシップ樹立10周年だ。ここ10年、習近平国家主席とシシ大統領の戦略的リーダーシップにより、中国とエジプトは共に両国関係の飛躍的発展の黄金時代を切り開いた。未来に向けて両国首脳の導きにより、両国の包括的戦略的パートナーシップはより輝かしい10年を迎えるに違いない」と述べました。

　王部長はまた、「シュクリ外相と実りある会談を行い、幅広い共通認識を得た。第一、戦略的相互信頼を絶えず深化させ、相互の核心的利益の維持を断固として支持すること。第二、質の高い『一帯一路』を共同建設し、よりハイレベルの互恵・ウィンウィンを実現すること。第三、文明対話を強化し、より深いレベルで民心の通じ合いを実現すること。第四、地域と国際問題についてより緊密な意思疎通と協力を展開することだ」と紹介したうえで、エジプトがBRICSの新しいメンバーになったことを改めて祝い、エジプト側とBRICS枠組みでの協力を強化し、平等で秩序ある世界の多極化と普遍的恩恵で、包摂的な経済のグローバル化の方向性に沿って発展することに期待を寄せました。（任春生、野谷）