石川県のインフラ復旧は数年かかる可能性も=CMG報道

2024-01-12 14:30:03  CRI

 中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の日本駐在記者がこのほど石川県で現地取材をおこない、1日に発生した強い地震とそれに続く二次災害により、現地の道路などのインフラ破壊状況は深刻で、復旧には数年かかる見通しだということを報道しました。

 石川県内灘町では、倒れた電柱の応急修理をおこなう工事関係者の姿が見られました。内灘町は海に面し、土壌に含まれる砂の量が多いため、震災によって著しいインフラ被害がありました。現在、電力供給は一部復旧している一方、全域の水道は復旧していない状態です。工事関係者は「今取り掛かっているのは通信回線で、これは災害救助に重要な役割を果たす」と説明しました。絶えない余震の中で、ゆがんだ電柱にも少なからぬ安全上の懸念が存在します。

 日本国土交通省のホームページが11日に発表した情報によると、現地時間11日午前7時現在、地震が発生した能登半島の幹線道路の約8割が臨時緊急復旧を終え、救援車両が通行できるようになりました。道路の分断により孤立状態に陥っている地域の数は、現地時間10日午後4時時点で22カ所にまで減少しています。国土交通省道路局の担当者は、震災前の道路の状態に完全に戻るには数年かかるとの見通しを示しました。(怡康、野谷)

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